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季節のお手入れ

お手入れ上手で、春も気持ちよく過ごしましょう!

インテリア編

カーペットのお手入れ

天気の良い日は、お部屋の模様替えを兼ねてカーペットのお手入れを。
屋外でホコリをたたき出した後、中性洗剤を使ってクリーニングすると良いでしょう。
洗剤の泡はカーペットに染み込んだ汚れを含んで粉状になるので、それを掃除機で吸い取ってやればOK。



春先のホコリを掃除しましょう

春先は室内のホコリや窓ガラスの曇りが目立ちます。
部屋の隅々まで、ていねいにお掃除しましょう。
窓ガラスを拭く時、拭き手がガラスの左端にきたら人さし指と親指に力を、右端にきたら薬指と小指にwindow力を入れるのがコツです。



網戸の点検

もう、そろそろ蠅や蚊が飛び回る季節です。網戸の点検を早めに済ませて、破れやほつれがあれば貼り替えておきましょう。

・網戸の上手な掃除方法

網の目に貼りついたホコリは、濡れ雑巾で拭くとかえって汚れを広げてしまい、また強く拭くと網が緩んでしまうこともあります。では、どうするか。
乾いたスポンジを2個用意してください。
はじめにスポンジの1つを網の裏側から押さえ、次にもう片方のスポンジで表からたたくようにします。
つまり、汚れやホコリのはさみ撃ち。裏にあてたスポンジに汚れがたたき出されて、簡単にきれいになります。

・網戸の上手な掃除方法

エクステリア編

この季節、ペンキ塗りには最適です。

気温が高く、湿度の低い5月はペンキ塗りに最適の季節です。
風の弱い日を選んで、門扉やフェンス、ガレージドアの塗り替えをしましょう。



害虫対策も考えて

春になると、そろそろ害虫が発生しはじめます。
家のまわりに羽アリが飛んでいないかチェックし、発見したらすぐに駆除するようにしましょう。



外まわりの総点検

冬の寒い時期は、どうしても外まわりのお手入れを怠りがち。
暖かい日を選んで、外壁やひさし、塀の汚れを一気に水洗いしましょう。人工芝のホコリや汚れはブラシで洗い流します。

木材の豆知識

縁起の合理性。松竹梅と桜の木。

燻されて丈夫になる竹、水分に強い松、防虫効果のある桧、軽くて丈夫な桐。

昔から我が国では、色や形、素材などの組み合わせにある種の意味を感じていたようです。
例えば松竹梅などは縁起のよい組み合わせとして現代にも生きています。
特に火の神が宿る囲炉裏や台所、儀式の場としての茶室などには、松竹梅が使われていたようです。
天井の梁から釣り下げられている、鍋などを吊るす「自在」がありますが、天井から下がっているのは「竹」、調節する魚のような彫り物をしたのが「松」、鍋を吊るす鈎は「梅の枝」で作られていたようです。
竹は燻されて丈夫になります。
消耗品の鈎は「桜折る馬鹿、梅折らぬ馬鹿」といわれるように、梅の木の手入れで不用になった熱や湿気にある程度強い梅の枝を使っていました。
茶室では屋根型をした天井の中心に松を置き、梅または桜の細木を渡して、細竹で作った簾のような天井を、低い天井の湿気抜きとして使っていたようです。

その他、日本家屋ではトイレの床には脂分を含んで水に強い松材を、人が乗らない床の間の天井や床には屋久杉が、日常の手入れが行き届かない天井や柱は、防虫作用のあるヒノキ材、ヒバ材を、木目を楽しむ家具には丈夫なケヤキ材、タンスには磨り減りの少ない桐を使うなど、一見、縁起を担いでいるように思える用材の決め事にも長い歴史的な合理性があるようです。